【Affinity Photo 2.6】新機能・主題を選択の実力は?被写体を一発できれいに切り抜ける?

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【Affinity Photo 2.6】新機能・主題を選択の実力は?被写体を一発できれいに切り抜ける?
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お疲れさまです。アリスのCookBookにようこそ。この記事では Affinity Photo 2.6 の新機能 [主題を選択] を使用して写真素材から被写体を選択してみます。一発できれいに選択できるかな?

目次

[主題を選択] とは

[主題を選択]とは,以前紹介した [オブジェクト選択ツール] と同じく Affinity Photo 2.6 で追加された新機能です。似たような機能ですが, [オブジェクト選択ツール] は被写体にカーソルをあてて選択範囲を作成しますが,[主題を選択] は機械学習機能によって,最も目立つ対象を特定して自動的に選択してくれます。上手につかえば,お仕事が効率よく進みそうですね。

この機械学習機能はオプションとなります。機能させるためには関連モデルのダウンロードが必要です。機械学習機能のモデルにつきまては,以前紹介した [オブジェクト選択ツール] の記事をご参照ください。

[主題を選択] を使ってみよう!

今回はこちらの写真素材を使用して,被写体を選択してみます。では,Affinity Photo でやっていきましょう!

[主題を選択] の適用

Affinity Photo で写真素材を開いたら,[選択] > [主題を選択] の順にクリックします。

[主題を選択] をクリック

すると,自動被験者選択機能を備えた機械学習モデルが画像の分析をはじめます。

画像の分析

使用しているデバイスによっては少し時間がかかるかもしれませんが,女性が自働選択されました(処理はデバイス上で行われるため,データがクラウドに送信される心配はありません)。

女性が自働選択

選択範囲の確認

どのくらいきれいに選択されているか確認したい場合は,[ツールバー] より [クイックマスク] モードに切り替えます。

クイックマスクモード

赤く表示されているとことが選択範囲外です。おおむね,きれいに選択されていますが,いちぶ選択ミスがありました。

選択範囲の確認

でもご安心ください。[主題を選択] にはカスタマイズ可能なオプションはありませんが,[選択ブラシツール] を使用して選択範囲を手直しすることができます。

選択ブラシツール

選択範囲の追加(拡張)

選択範囲を追加したい場合は,[選択ブラシツール] を [追加] モードにします。

選択範囲の拡張

たとえば,ドレスの先端が上手に選択されていません。選択範囲として追加したい部分をドラッグしましょう。このとき,内側から外側に向けてなぞるように,選択範囲を広げていくのがポイントです。

内側から外側にむけてドラッグ(1)

選択範囲が拡張されました!

内側から外側にむけてドラッグ(2)

選択範囲の除外(縮小)

逆に,選択範囲を除外してい場合は,[選択ブラシツール] を [型抜き] モードを使用します。

選択範囲の縮小

腕と帽子の間も選択されていますね。選択範囲から除外したい部分をドラッグしてください。

不要な選択範囲を削除(1)

腕と帽子の間が抜けました!

不要な選択範囲を削除(2)

選択範囲をマスクに変換

最後に,選択範囲をレイヤーマスクに変換する方法をご紹介します。レイヤーマスクは,レイヤーの一部を表示したり隠したりする機能です。画面右下のレイヤーマスクアイコンをクリックしてください。

レイヤーマスクを作成する

選択した女性の部分が表示され,背景の部分が非表示になりました。

マスクの適用結果

なお,マスキングの使用は非破壊的な編集のため,いつでも戻って調整することができます。

レイヤーマスクの追加

まとめ

この記事では Affinity Photo 2.6 の新機能 [主題を選択] を紹介してきました。[主題を選択] は,主要な被写体を選択したい場合に便利な機能です。一発ではきれいに選択することはできないかもしれませんが,[選択ブラシツール] で一から選択範囲を指定していくことを考えると,ワークフローを高速化できる機能です。皆さまもぜひ試してください。最後まで,ご覧いただきありがとうございます。また,次回の記事でお会いしましょう!

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